A cute trainee




「はたけカカシっ!覚悟っ!!」

 待機所のドアを開けた途端、威勢のよい声と共に、素早い影がカカシの目の前に飛び出して来た。
 影の主の手に握られているのは、キラリと光るクナイ。

「うひゃっ!」

 妙な声を出したのは、もちろん木の葉隠れの里が誇る上忍カカシではない。
 飛び出してきたその影だ。
 カカシに足を引っ掛けられて、ころころと見事に三回前転してようやく止まった。

「いきなり何すんの。危ないでしょ、ちゃん」

 地面に這い蹲る襲撃者の前にしゃがみこんだカカシが、不思議そうに尋ねる。
 は体を起こしながら悪びれる風もなく答えた。

「だって、カカシに一発決めたら、アスマがご飯奢ってくれるって約束だもん」
 呆れて背後を振り返り、さっきから高みの見物を決め込んでいるアスマを見れば
「その通りだ」と言わんばかりにニヤニヤと笑っている。
 カカシはふう、と大げさに溜息をついて見せた。

ちゃんみたいなひよこちゃんじゃ、オレに一発決めるなんて到底無理だと思うよ。
 ご飯ならオレが奢ってあげるから、無駄なことに労力使うのはよしなさいって」

 軽くあしらわれて、はむかプンしながらカカシを睨んだ。
 能力に差があることなど百も承知だ。
 けど、それを面と向かって言われたら腹が立つというもの。

「ひよこじゃないもん!私だって先月上忍になったんだから、んと、その〜〜〜、
 う……うずらぐらいの実力あるんだから!」

途端にカカシにぷっと笑われた。
「へー、うずらねえ」
「うっさい!とにかく、カカシだって油断することくらいあるでしょ。その時を狙うからいーの!」
「オレが油断なんてヘマすると思う?」
「う……。たまにはあるかもしれないじゃない」
 そう言いながら手をこっそり背後に回して手裏剣をカーブさせて投げつける。が。

「ハイハイ。軌道が甘いね」

 これもまたカカシにあっさりと受け止められてしまった。

「あーっ、もう口惜しいっ」

 拳骨をドンと床にぶつけて口惜しがるを眺めていたカカシが、
 名案を思いついたとでもいうようににっこり笑った。

「しょうがないねえ。じゃ、オレが君を鍛えてあげる」
「へ?」
「ま、一緒においで」
「待ってよ、カカ……うぁっ!?」

 手首をつかまれ、瞬身まで使って引きずるように連れて行かれた先は、どうやらアパートらしき建物で。

「ここって、もしかして」
「そ。オレん家」





「ねー、カカシ。このカッコ変じゃない?」
「修行ってのは、まずは形から入ることも大切だよ。気構えが違ってくるでしょ」
「そういうもんですか」

 首を傾げながら自分の格好を見下ろす。
 まずはこれに着替えるように、と渡された服はトレーニングウェアとはちょっと違うような気がする。
 布の面積がやたら少なくて、レースやリボンのようなひらひらしたものがついているのだけれど、
 カカシがわざわざ着替えるよう命じたと言うことは、何か特別な機能でも付属しているのかもしれない。
 そう自分を納得させたは、早速カカシに尋ねた。

「それで、何から始めるの?」
「ストレッチ。の前にこれをつけようか」
「?」

 カカシは自分の額当てを外すと、の両目を覆うように結び直した。

「これじゃ何にも見えない……」
 少しばかり不安そうなをカカシが宥める。
「視覚をオフにして感覚を研ぎ澄ます修行だから」
「へー。なるほど」

 またまた納得したは、素直に目隠しをしたままカカシの指示通りにストレッチを始めた。

ちゃんは体が柔らかいねえ」
 背中を押しながら、カカシが感心したように言った。
 前方に傾けた上体は床に胸がぺたんとつくし、脚を広げさせれば180度に開く。
 カカシは背後から手を回して、太腿の内側をゆっくりと撫でた。

「んっ、くすぐったい」
 反射的に身をよじると、
「筋肉のつき具合を見てるんだから、じっとして」
 とたしなめられた。
 おとなしくしていると、更にお腹のほうまで撫でられた。
「もう少し腹筋を鍛えた方がいいかな。じゃ、腹筋開始〜」
 のんびりとした声に促され、床に寝転んだは、せっせと腹筋を始めた。
 いい加減に目隠しを外してくれないかなぁ、と考えながら。

「カカシ、これ何回するの?」
「ま、500回ほど」
「きついよー。おまけして」
「しょうがない。100回でいいか」
「そんだけでいいの?」
 も忍者の端くれだ。
 他愛も無いお喋りをしている間にノルマはすぐ達成できた。

「で、次は何するの?」
「その前に、水分補給しようか。はい、特製ドリンクだよ」

 唇にむにっとしたものが当てられる。
 ストローとは違うその感触には戸惑った。
 眼が見えないのは不便だ。

「えっと……?」
「ちょっと太いけど咥えてみて」

 そう言われて、あむっと口に含む。
 恐る恐る吸ってみたのだが。

「何にも出ないけど……?」
「ああ、それね。しばらくさするとミルクが噴き出して来るから、握ってちょうだい」
「???」
 仕方なく、言われた通りに先っぽを咥えたまま根元から先までさする。

(あれ?何だか、大きくなった?)

 不思議なことに、手の中のそれがぐんと硬度を増して体積までが増えたような気がする。

(見えないからよくわかんない。気のせいかな……)

 早く出てこないかと手のスピードを早めながら、舌先で小さな穴を探ってみる。と。
 びくびくっと口の中のものが震えて、熱いミルクが飛び出してきた。


「どう?特濃ミルクの味は」
「なんか苦い・・・」
 正直に答えると、カカシが楽しそうに笑う。
「ハハハ、そうかもねぇ」
「けど、癖になりそうな味……かな」
 そう言った途端、
「ハイ、ごーかっく」
 の声と共に、くいっと目隠しが引き下げられた。

「はぁ?」
 は驚きのあまり、目の前にぶら下がっているものとカカシの顔を交互に仰ぎ見た。
「ちょ……なんでカカシが裸なの!?それにこれって……!!」

 目の前で、へにゃ〜んと項垂れているもの。
 その先端が唾液で濡れていることから、自分がたった今まで咥えていたものであることは明白で。
 は思わず両手で口を押さえた。

「こんな変なもの舐めさせないでよーっ!」
「もしかして、ちゃん全然気づいてなかった?」

 呆れたように言うカカシに、うぅ、と返す言葉に詰まりながらも反論する。
「そりゃ、途中でちょっとおかしいかもって思ったけど、でも体術を教えてくれるって言ったから……」
「オレは鍛えてあげると言っただけだよ。体術とは一言も口にしてないけど」

 けろりと言われて、騙されたと気づいたが瞬時に沸騰する。
 
「ずるーい!カカシの卑怯者!このカッコだってやっぱりただの可愛い下着じゃないの。
 ガイのトレーニングスーツみたいなすっごい機能がついてるかと思ったのにーっ」
「いや、それはどう見てもただのブラとパンティでしょ。渡された時点で気づきなさいって」
「カカシの馬鹿ぁっ!」

 怒ってぽかぽかと拳骨で殴ってくるを、カカシは笑いながら抱きしめた。

「まぁまぁ。房術だって覚えておいて損はないでしょ。それに、ちゃんは素質あるし。
 少し修行を積めば、すぐに上達するよ」

 里一番の技師の褒め言葉に、それまでぷくっと膨れていたの頬がたちまち引っ込んだ。

「本当?絶対に上手になる?」
「オレが保証する。ちゃんて感じやすいんだよねぇ。ほら、これがその証拠」

 カカシの指先が、ブラに包まれた胸の先端をぴんと弾いた。

「あんっ!」
「男のモノをしゃぶっただけでこんなに尖らせちゃって。直接いじったらどうなるかな?」
 わずかな隙間から指を潜り込ませて、くりくりと蕾を転がしてやる。
「あっ、やだ……ううっ……ぁんっ」
 唇を噛み締めるだが、それでも恥ずかしい声が漏れてしまうのを止められない。
 カカシの両の手が、二つの蕾をそれぞれつまんで優しくこね回す。

「うぅ……や…あん……っ……」
 その動きに沿って、甘えた声が喉から溢れ出てしまう。
「胸は随分と弱いみたいねぇ」
「も……や……あ、あ……ああんっ!」
 一際高い声で啼いたが、同時にぶるっと体を震わせる。
 カカシは、胸への刺激だけで軽く達したを抱き上げるとベッドへ運んだ。

ちゃん、体柔らかいもんね。脚開いてみようか」
 大きく脚を開かせて指の腹で撫でれば、ピンク色の部分がより鮮明に浮かび上がる。

「いっぱい濡れちゃったから透けてるよ。可愛い」
 下着をはいているにも関わらず恥ずかしさが募り、は思わず顔を横に背けた。
「やだ……。恥ずかしいから見ないで」
「この場合、見ないでというのは、見てねっていう誘い文句と同じだよ」

 カカシは縁のレースまでしっとりと濡れているに下着に指を引っ掛けると、ぐいと横へ引っ張った。
 剥き出しになった秘部は溢れ出る蜜液に濡れて妖しく光っている。

「やっぱりびしょびしょだねぇ」
 と楽しそうに指摘するカカシに、は顔を真っ赤にして、
「エロカカシのばかっ」
 と叫んだのだが、人前で18禁本を平気で読むこの男は全く動じない。
「こんなに可愛い子の前でエロくならないなんて、男じゃないでしょ?」
 と言いながら、秘部にちゅちゅっと口づけた。

「きゃんっ」
 その行為がもたらす感触にびっくりして脚を閉じようとしたら、太腿を抑えつけられ
 花弁をかきわけるようにカカシの舌がもぐりこんできた。

「……っ」
 優しく宥めるように敏感な部分をくすぐり舐める舌に、もう声さえでない。
 直接触れられている表面だけでなく、体の奥深くがカカシを求めてざわめき、
 彼を誘うための蜜を滴らせる。

「もっと欲しいの?」
「ん……」

 舌では届かないほど深いところを、差し入れられた長い指が易々と愛撫する。
 官能と言う刺激に引きずり込まれる一方で、どこか物足りなさを感じる。
 その時、ふとの目に入ったもの。
 先程、一度精を吐き出して項垂れていたカカシの分身は、とっくに勢いを取り戻していて、
 引力に反してそそり立っている。

「カカシ……」
「ん?」
「このおっきいの、挿れてみたい……」

 一瞬目を見開いたカカシが、楽しそうに口元に笑みを浮かべる。

「やる気のある生徒だね。教えがいがあるよ」

 するすると下着を引きずり降ろして、初々しい花には不釣合いなほどの大きさを誇る
 ものをそっと宛がう。
 狭い内壁をゆっくりと押し広げるように進入させたのだが。
 
「痛っ、いたたっ」
 幾らもいかないうちに、がぎゅっと目を瞑って叫んだ。

「少しだけ我慢して」
「うん……。でも、やっぱり痛い〜」

は思いっきり両手を突っ張ると、覆いかぶさるカカシを押しのけた。

「もーいいっ。自分でやるからどいて」
「は?」
「今度はカカシが下ね」

 んしょっと肩を押してカカシを仰向けに寝かせると、腰の上にまたがる。
 そろそろと目的のモノの上にお尻を下ろしたが、巨大な頭の部分が入りきらない内に、
「やっぱり痛い〜」
 と顔をしかめながら腰を浮かしてしまった。

「こんな大きいの、入る訳ないじゃない。もっと小さくして」
 目茶苦茶なことを言うに、カカシが苦笑する。
「いや、それは無理だから」
「入れるのだって無理だもん」
 拗ねたように口を尖らせると。

「それじゃ、手伝ってあげる」
 すすすっと伸びた手が、の立膝で開いたままの脚の間に触れる。
「んっ……」
 花びらをかきわけて潜り込んだ指が、感じやすい部分を的確に探り当て、絶え間なく刺激する。

「や……ああんっ」
 足腰が震えてしまい、ベッドに膝をついていても上半身を支えることが難しいくらいに、体が不安定に揺れる。
「オレのがどんなに大きくても、ちゃんの方がとろけるように柔らかくなれば問題ないから」
「そんなこと、できる……の…?」
「もうなってる。もう一度入れてみて」
「ん……」

 しゃがみ直して、恐る恐る腰を落とせば。
 相変わらず太く硬いはずのものが、不思議なことにぬるんとした感触と共に壁を突き破って体内深くへと潜り込む。

「あ……来た……んっ…どこまで入るの。長い、よ……」

 息継ぎすることもままならず、喘ぐせいで声が途切れ途切れになってしまう。

「もっと奥まで入れて」
「うん……あ……っ……」

 最奥までカカシを迎え入れたものの、入れるだけで精一杯で動くどころか何かを考える余裕すらない。
 そのまま固まってしまったに、カカシは下から手を伸ばして頬を優しく撫でた。

「今はまだきついだろうけど、馴染んだら動いてごらん」
「……動くって?」
 勝手がわからずに首を傾げると、ごく単純な答えが返ってきた。

「簡単に言えばオレのを入れっぱなしにして、スクワットの要領で腰を上げ下ろしするの」
「ふーん……」
 真に受けたは、後頭部で両手を組むと本当にカカシの上でスクワットをやりだした。
 狭い内腔に収めたものが大きすぎてきついので、最初はごくゆっくりと腰を上げ下げした。

「1…2…3……こんな感じ?」
「そうそう。上手だよ」
 上に伸び上がると、当然のことながら太く硬いそれが離れていく。
 どこか物足りないような気がしてまた腰を下げれば、どこまでも深く食い込んでくる。
 自分の方がカカシの上にまたがり、どちらかといえば支配的な位置の体位だというのに
 そそり立つカカシのそれは、容赦なく蹂躙されてしまいそうなほど逞しい。

「10、11、12……あ、外れた」
 腰を上げすぎて、カカチンがちゅぽんと抜けた。
 入れ直そうと根元をつかんだは、ふと感嘆の言葉を漏らした。
「カカシのってすごく大きいね。太くて硬くてながーいの」
「このサイズに慣れると他のじゃ満足できなくなるよ」
 自信たっぷりに言うカカシだが、本気の絶頂を知らないの返答は素っ気無い。
「ふぅん……そっかなぁ。……んしょっと。入っ…た」

 再び狭い入り口を大きなカサの部分がぐりんと通り抜ける感覚に、自然と膣壁がきゅんと収縮する。
 狭い道を押し広げて進むその質量に、強い圧迫感を感じる。
 は頭を下げて挿入部を覗き込んだ。

「あ、ほんとに入ってる」
「当たり前でしょ。セックスしてるんだから」
「そっか。カカシと今、してるんだ……」

 は小さく笑うと、覚えたての行為に専念し始めた。

「30、31、32……ねぇ、カカシ。これ気持ちいい……ね」
「よくなってきたの?」
「ん……イイの……」

 最初はぎこちなかったその動きが、溢れる蜜量が増すと共に、滑らかなものに変わっていく。
 それと平行して、の半ば開いた唇から漏れる吐息が、次第に甘いものを含み始める。

 抜けそうで抜けない、そのぎりぎりの位置まで腰を上げて、反動を利用するように一気にまた降ろせば
 熱く猛る欲望の塊が深く突き刺さる。
 その度に、ぞくぞくするような快感が背筋を這い上がり、頭の芯までしびれさせる。
 いつしか、数など数えることなど忘れていた。

「あ、あ、どうしよう。止まらない……」
 後頭部で組んでいたはずの手はいつの間にか解かれ、カカシの胸に置かれている。
 腰を振る度にを貫く快感が、指先にまで力を入れさせ、カカシの胸に赤い筋をつける。

「いいよ。気の済むまで動いてごらん」
 胸を愛撫されながら励ますようにそう言われて、体内の男を感じることだけに集中する。
「カカシのって……すご……あんっ……んあッ!」

 一気に高みまで上りつめる快感に、柔軟な体がのけぞるようにしなり、カカシ自身を強く締め付けた。

 達した後の余韻を気だるく感じながら、はぱたりとカカシの胸に倒れこんだ。
 全身の力を使い切ってしまい、上半身を支えていることさえ辛い。

 しばらく荒い息を吐いていたは、ふとあることに気づいた。
 まだ体内に収まったままのカカチンが、硬く存在を主張している。

(射精したら縮まるはず……だよね?)

 不思議に思っていると、下になったカカシが、まだの中に入っているものをリズミカルに動かしはじめた。
「あ、あれ?カカシ、待って……」
 体がついていけなくてストップをかけようとしたのだけれど。
「無理。これでも、慣れてないちゃんのペースに合わせて我慢してたから、そろそろイかせてくれる?」

(まだ満足してなかったんだ……)

 自分だけ気持ちよくなるのはちょっぴり申し訳ないような気がして。
「いいよ」
 と言った途端、下から激しく突き上げられた。

「ほら、もっと締め付けてごらん」
「んあっ……はぁ……あんっ……」
「くっ……そうそう、上手だよ」
「あっ……あぁあっ……・カカシッ……」

 立派すぎるそれの大きさと形をじっくりと教え込まれた女の部分が、更に硬さを存分に味あわされて。
 さっきはまだ欠片ほど残されていた理性が一気に吹っ飛ぶ。
 神経が最高の快楽に焼き尽くされて真っ白になる。

 薄れ行く意識の中で熱く濃厚なミルクがどろりと脚の間から漏れ出てくるのを感じた。








 待機所にぱたぱたと走りこんでくる人影に、雑誌を読んでいたアスマは顔を上げた。
 息を切らしたが前に立つと得意そうに言う。

「アスマっ。カカシに一発ヤってきたよ。ご飯奢って」
「お前な、それを言うならカカシと一発ヤってきた、だろ。タダ飯は却下だ」
「えーっ」
 夕飯の当てが外れてぷくっと膨れるを、カカシが背後から捉えるように抱きしめる。
「タダ飯ならオレが幾らでも奢ってあげるから、その代わりまた特訓しよ」
「またぁ……?」

(特訓は慣れると気持ちいいけど、カカシのって大きすぎてちょっと痛いし……)
 即答できずに悩むに、カカシが真顔で付け足した。

「食後のアイスもつけるよ」
「むむむ・・・」
「オレの上でまたスクワット百回してくれたら、甘栗甘の限定栗羊羹もつけるけど?」
「やる!やらせてください!」


 甘いものとカカチンには弱いであった。



           fin



カカチンスキー同盟、エロギャグ騎乗位三部作(笑)
ゆえ担当の「スクワット編」でした。
A cute traineeは「可愛い教え子ちゃん」とでも読んでください。

このお話は、カカチンスキー同盟の参加サイトマスター様のみ、お持ち帰り可能です